学研プラス×環太平洋大学国際科学・教育研究所による産学連携プロジェクト クラーク国際記念高等学校に「次世代STEAM教育人材育成カリキュラム」提供開始
学研プラスニュース
2018.05.30
株式会社学研プラス(東京・品川/代表取締役社長:碇 秀行)は、クラーク記念国際高等学校を運営する創志学園グループ(本部:兵庫県神戸市、大橋博理事長)の環太平洋大学国際科学・教育研究所(大橋節子学長)と共同で、STEAM教育*人材育成に寄与する産学連携プロジェクトとして、クラーク記念国際高等学校向けに「STEAM教育人材育成アクティブラーニング型授業カリキュラム」を開発し、2018年5月30日より提供開始いたします。
*STEAM教育(スティームきょういく)とは、 Science(科学)、 Technology(技術)、 Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育」に、 Art(芸術)を加えて提唱された教育手法のこと。
提携の目的
学研プラスの親会社である学研ホールディングスは、環太平洋大学と「産学連携に関する協定」を締結しており、教育・学術の振興および地域の活性化に協働で取り組む一環として、この度、学研プラス次世代教育創造事業部が運営するプログラミングスクール『Gakken Tech Program(学研テックプログラム)』のカリキュラム内容を高校情報科向けにカスタマイズし、授業の講師とあわせて、クラーク記念国際高等学校横浜校グローバルサイエンス専攻に提供いたします。
今回の産学連携プロジェクトは、高校1年生と2年生が、年間の授業を通じて論理的思考と表現方法を学びながら、企業と協働した学外実習や公式イベントへの自主参加を通じた活動・研究成果発表まで行う、次世代型教育カリキュラムの研究開発を目的としています。
カリキュラム開発の意義
次世代STEAM人材育成活動の一環として、科学の未来を担う学生のお手伝いをしたい学研プラスと、2020年から公教育での必修化が始まるプログラミング教育や、動画やデジタル教材編集といった情報端末を活用した表現手法(アート)に関する実践的な学外実習の機会を増やしていきたいクラーク記念国際高校、生徒のキャリア学習機会と社会との接点を増やすことで高校と大学の接続を図りたい、環太平洋大学国際科学・教育研究所の三者のニーズが合致し、実現したものです。
学研プラスは、今後もSTEAM教育やキャリア教育における実践的カリキュラム開発やアクティブラーニング機会提供などの学校支援ノウハウを積み重ね、生徒が主体的に外部の企業、団体とチームを組んで社会的課題の解決方法を探り、調べ学習や情報端末等を活用したデジタル表現によって活動・研究成果を社会に発信していく、次世代型スクールカリキュラムの実現を目指していきます。
カリキュラム概要
2020年度までに実施される大学入試改革によって、「知識・技能の確実な習得」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」--の学力の3要素を、多面的・総合的に評価する入試に変わります。
本プロジェクトでは、この3つの学力を育む下記カリキュラムを開発します。
・専攻コース内容に応じた年間学習計画および授業カリキュラムの作成
・情報端末とクラウド学習ツールを活用したSTEAM教育人材育成カリキュラムの作成
・高等学校情報科における評価基準と定期テストを含む学習成果測定方法の作成
・プログラミングに関する「知識・技能を確実に習得する」授業の年間受託
・「思考力・判断力・表現力」を養うデジタル教材制作や研究成果レポート制作実習の提供
・企業や外部団体と「協働し学ぶ態度を養う」学外活動とアクティブラーニング機会の提供
・学研主催ワークショップやイベントでの講師機会や、学会での研究成果発表機会の提供
学研プラス 次世代教育創造事業部について
能動的に学習に取り組み、チームによる企画立案やフィールドワーク、研究、プレゼンテーションができる次世代型人材を育むキャリア教育ソリューションとプログラミングスクール『Gakken Tech Program』等のSTEAM教育ソリューションを提供。学研の豊富な教材やコンテンツ制作ノウハウと多種多様な専門企業・団体と連携したワークショップ・講座運営ノウハウを連動させることにより、学習者の主体的な学びをサポートします。
Gakken Tech Program(http://gakken-tech.jp/)
環太平洋大学国際科学・教育研究所について
2007年に学校法人創志学園が設置した環太平洋大学(略称はIPU)の教育研究機関。
飛躍的に進展する科学技術の分野、および科学教育をはじめとする教育分野での国際的な研究を、国内外の大学・研究機関等と連携協力しながら推進しています。
同研究所は、1万人以上の生徒が学ぶ日本最大の通信制高校(単位制) であるクラーク記念国際高等学校の横浜校グローバルサイエンス専攻コースにおける学習計画と研究開発を担当。
将来世界に通用するサイエンティストの育成をめざし、先端科学技術の知識・技術・語学力を利用し「創造力」、「探究力」、「表現力」を身につけられる授業を提供します。
【環太平洋大学 公式サイト】 http://ipu-japan.ac.jp/
環太平洋大学国際科学・教育研究所