「地球の歩き方」出版関連事業の譲り受けに関するお知らせ

学研プラスお知らせ

2020.11.16

当社は、この度、株式会社ダイヤモンド社(以下、ダイヤモンド社)の子会社である株式会社ダイヤモンド・ビッグ社(以下、ダイヤモンド・ビッグ社)が営む「地球の歩き方」等旅行ガイドブック出版事業およびインバウンド事業を、2021年1月1日に譲り受ける契約を締結いたしました。
同日以降は、当社が今後新設する株式会社地球の歩き方(仮称。以下、地球の歩き方社)にて出版物の発行やインバウンド事業、デジタルサービス展開を行い、当社(学研プラス)が出版物の発売元となって、事業の継続発展に努めてまいります。今後とも、「地球の歩き方」等の書籍・コンテンツへのご支援ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

本件の背景と目的

ダイヤモンド・ビッグ社は、昭和44年の設立以降、主要コンテンツであり全国的に高い知名度を有する「地球の歩き方」をはじめとする海外旅行ガイドブックの出版を中心に事業を展開し、近年は「御朱印」「島旅」シリーズ等国内旅行本への出版展開のほか、インバウンド旅行者向け冊子等の製作にも注力してこられました。本年も「地球の歩き方」シリーズ初の国内版「東京」が発売2か月で早7万部を達成するなど活発な出版活動を展開してこられましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により海外旅行関連の事業環境が大きく変動したこと等を受け、ダイヤモンド・ビッグ社から事業継続の引き受けについての打診を頂きました。
当社といたしましても、海外旅行文化の代名詞とも言えアクティブシニアから若年層まで根強いファンの多い「地球の歩き方」の歴史を踏まえ、ブランド価値や優れたコンテンツ創出力、デジタルへの展開可能性、グループ各事業のグローバル展開におけるシナジー等を総合的に鑑みました。その上で、当事業が学研グループ全体の今後の二大成長戦略である「DX」と「グローバル」での拡大に寄与するものと考え、事業を譲り受けることにしたものです。
新型コロナウイルス感染症の収束は未だ見通せず、市場の足元の回復は楽観できませんが、地球の歩き方社では市場にあわせた出版活動を継続する一方、デジタルメディア他へアウトプットの形を広げるほか複合的な事業展開によって、ブランドの新しい価値創出に取り組んでまいります。

事業譲受の概要

・譲受事業内容:株式会社ダイヤモンド・ビッグ社の出版事業、インバウンド事業
・譲受日:2021年1月1日(金)

出版物の扱いについて(書店様ほか関係各位)

・2020年12月31日までに発売された「ダイヤモンド・ビッグ社発行・ダイヤモンド社発売」の出版物(以下「旧タイトル」)の書店店頭在庫は、2021年以降もダイヤモンド社が返品を受け入れますので、継続販売をお願いいたします。
・2021年1月1日以降の旧タイトルの送品につきましては、旧タイトル商品に新ISBNコードを附番し「地球の歩き方社発行・学研プラス発売」として学研プラスより販売を予定しております。
ご理解ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

以上