株式会社学研教育みらい、教育出版株式会社 共同研究事業「みらい授業フォーラム」を発足し、「誰ひとり取り残さない教育」を支援!

学研教育みらい

2021.06.30

株式会社 学研教育みらい(東京・品川区、代表取締役社長:小林徹)、教育出版株式会社(東京・江東区、代表取締役社長:伊東千尋)、は、GIGAスクール構想における新しい学びに関する共同研究事業である「みらい授業フォーラム」を立ち上げ、多様な学びの機会を創出するとともに、「誰ひとり取り残さない教育」を目指す全ての先生方と、子どもたちの人間的成長につながる質の高い学びを考えることで、授業をサポートしていきます。
本共同研究事業の実現に向けては、多様な知見を集めるため、広く教科書会社、教材会社の参画を募り進めていきます。
また、本共同研究事業の実証研究においては、大日本印刷株式会社※(東京・新宿区、代表取締役社長:北島義斉)を中心に、さまざまな学習環境提供企業と連携していきます

背景および経緯

全国の小中学校では、GIGAスクール構想の実現に向けて1人1台の端末環境の整備が進み、2021年4月には学習者用デジタル教科書の実証事業が始まりました。現状では各社が出しているデジタル教科書・教材の規格はまちまちであり、複数のデジタル教科書・教材を横断的に活用するときの学習指導要領コードの連携や学習ログの活用、最適な配信環境などが、今後の課題として指摘されています。これらの課題を解決するために、「みらい授業フォーラム」を立ち上げ、共同研究事業を進めていきます。これによって、学習指導要領コードをベースにしたデジタルコンテンツどうしの連携強化、学習ログの横断的な収集・解析、快適な学習環境を保障する最適な配信システムの構築などを目指します。

意義

◆多様な学びの機会を創出し、学校と家庭、社会をつなぎ、対話を通じて、
全ての子どもたちの人間的成長につながる質の高い学びを実現する。
◆さまざまな教科書会社や教材会社などの参加を募り、多様な知見を集めて新しい教育の価値をつくる。

共同研究事業の目的

◆先生の困りごとに寄り添う
「学びの魅力や本質を伝える学びの環境づくり」
◆子ども誰ひとり取り残さない教育の実現
「全ての子どもたちの“わかりたい”願いに応える」

共同研究事業の詳細

◆授業力向上を目的とした研修セミナーの企画・運営、各種研究と成果物、情報発信
◆「誰ひとり取り残さない教育」を実現するためのICTと紙の運用バランスを考慮した教材等の開発

学習支援サービス提供イメージを図で表しています

「みらい授業フォーラム」では、授業の「導入」「途中」「まとめ」場面における、子どもの理解度・発達度に応じた学びのため、デジタル教科書とデジタル教材、教育プラットフォームを連携し、学習ログ活用を含めた学習支援サービスを、学校現場で実証研究していきます。
また、習熟の程度が不十分なところを補填するための家庭学習としてデジタル教材の問題を配信し、学習ログをもとに学校で履修した学習内容が定着できているかを解析することで、今後の学びに生かしていく研究にも共同で取り組んでいきます。
*大日本印刷は、教育業界に広く基盤を提供していく立場から、みらい授業フォーラムの趣旨に賛同し、共創していきます。